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長野の外壁・屋根塗装専門店トラスト 品質にこだわりを持った塗装工事

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活動ブログ - 豆知識 塗装に関する豆知識やイベントなど最新情報をお届けします!

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豆知識の記事一覧

トラストの日々の活動を見てください!

2020.06.08 更新

「屋根・外壁塗装」施工の流れ|長野市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

こんにちは、長野市の外壁塗装・屋根塗装専門店のトラスト施工部和田です。   今回は現場の流れについてお話しします。   最初に水洗いをします。 この時に窓(サッシ)が空いていないかの確認と水が入らないようにすることが必要です。                    ⇩ 次に養生の作業と補修をします。 現場に入る人数によって、どっちを先にやるか変わってきます。 塗る前に養生や補修の確認ミスがあると、また同じ作業をしなくてはいけないので時間がかかってしまいます。                    ⇩ いよいよ塗装になります。 「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程でやります。《外壁によって一部違う場合もあります。》 まずは下塗りからやります。 下塗りは壁と塗料との密着をよくする接着剤の役割があります。 どれも共通していえるのが塗り残しがないように塗るのが基本ですね。                    ⇩ 中塗りです。 ここで使う材料が仕上がり色になります。 中塗りをしっかり塗らないと上塗りの作業が大変になります。                    ⇩ 上塗りです。 中塗りで使った材料と同じものを使いもう一度塗装をします。                    ⇩ 塗り残しの確認です。(タッチアップ) 塗り残しがないようにしてても完全にないわけではありません。 必ず最後の確認が必要です。                    ⇩ 最後に掃除・ゴミ拾いをします。 掃除のときに窓が汚れてしまっている場合はだいたいが養生による問題です。 足場解体をしてから下回りをもう一度見直しに来させていただきます。   ざっくりとした説明ですが、このような流れでやっています。   ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!        

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活動日誌豆知識外壁塗装屋根塗装

2020.05.05 更新

外壁の耐久性能について

長野県のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく湯本です! 住宅等の構造に使用される木材は一般的に含水量30%を超えると、腐朽菌により腐食の危険度が高く なります。 木材が腐るには空気・温度・水の三要素が必要です。 そのうちの一つの要素が欠けるだけで腐朽菌の発生を制御できます。 この三要素の中で技術的に操作が可能なのは、水だけです。 外気の酸素や温度を操作するのは中々できません。 外壁で言えば、水(雨水等)の侵入を防止するこ仕上げ材(塗装)やシステム(通気工法) が重要です。 さらには防水性能が低下していると外壁のひび割れ等の原因にも繋がる場合もございます。       つまり、外壁構造のシステムや外壁の仕上げ材の撥水性能を高く保つことで 大切なお住いに安心して住むことができます。   外壁の防水力が低下していないかはスプレーなどでお水をかけるだけで判断できます。 また、弊社ショールームでは防水性能なども体験できます。   トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県北信地域(長野市・須坂市・千曲市・高山村・小布施町・飯綱町・信濃町・中野市・山ノ内町・飯山市)地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。   地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。       ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【お問い合わせフォーム】はコチラ!! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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豆知識外壁塗装

2020.04.13 更新

ベランダの裏の一部がボロボロに。|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく船田です!   先日施工していた現場の一部をご紹介します。   そのお客様のお宅は築15年~20年程度で比較的いい状態でした。   ただ、1箇所おかしな部分がありました。 ベランダの床の裏側の一部がボロボロになっていたのです。 明かに部分的に何か不具合がある合図です。場所的に可能性を考えます。   ①ベランダ外側を流れた雨水が何かしらの原因で伝って劣化してる場所に集中するのか? ②ベランダ床の排水口の位置とベランダ下から出ている樋の位置にずれがあるため天井の中に排水管があり、それに不具合が出ているのか? ③ベランダ床面が破損して漏水しているのか?   パッと想像がつくのはこの程度です。   ベランダ床面に目立った破損などは確認できませんでした。③ではなさそうです。調査に行った日はちょうど雨が上がった後で、下から空いた穴を観察してみました。 見えました。ベランダ床の排水口から樋につなげる排水管です。そこに水滴がついているのが確認できました。   ②の可能性大です。   お客様には見積り提案の際に、原因の可能性とそれを修繕するための工事費をお見積もりに計上いたしました。   ただし、内部の損傷の場合は最終工事の段階で破損の程度が予想より大きい場合もあります。 その際は修繕工事費が変動する可能性があることだけお伝えしています。 それでも出来る限り追加費用が出ないよう見積もりはお作りするよう努めています。   実際に足場設置後に天井材の一部を解体いたしました。 この様な状態で、つなぎ目からの漏水を確認いたしました。予想通りでした。   補修工事では新しい部材への交換を行い、接着処理をした上でシール処理も行いました。   この後天井材の復旧を行い、周辺に合わせて塗装致しました。   仕上がりがこちらです。 若干天井の模様が元々の物と違うのですが、離れて見ると気にならない範囲かと思われます。 これでまた安心して次のメンテナンスまでお過ごしいただけるかと思います。 ただ塗装のご提案をするだけでなく、永く安心して過ごしていただくためにも劣化の原因もちゃんと特定してから修繕させていただきます。   もちろん引き続きアフターサポートも行いますのでご安心ください。 点検の際に不具合が発生していないかを確認してまいります。   トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ★トラストは長野市、上田市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【お問い合わせフォーム】はコチラ!! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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豆知識雨漏りトラストのこだわり

2020.04.03 更新

木毛セメント板ってなに?|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく施工部正村です!   今回、「木毛セメント板」という物について説明していきます。 まず、「木毛セメント板」この単語聞いたことありますか? 僕は、会社に入って5年目になりますが聞いたことなかったです。 下の画像に写っている木の繊維の板を 木毛セメント板といいます↓↓   木毛セメント板とは、リボン状に切られた木材をセメントペーストで圧縮したものです。 木毛セメント板は古いお宅の軒天井に使われている事が多いです。(現在はケイカル版や板金で仕上げてることが多いですね) 木毛セメント板は強くて軽く、燃えにくい。尚且つ、腐りにくいといったメリットがたくさん見られます。 もともとはヨーロッパで使用されていて、100年以上の歴史あるものみたいです。 デザインも味があるので軒天井よりも内装材で使用されることが多くなってきています。   木毛セメント板を塗装する場合は、繊維が重なっているのでくぼみが多く、 ローラーや刷毛だとどうしても塗りにくいので、 木毛セメント板を塗装する場合はスプレーガンを使った吹き付けが最適だと思います。   ↓以前やった現場での木毛セメント板の吹き付けです。 吹き付けの場合、かなり飛散もするのでしっかりと養生をします。 また、塗り面が平面ではないので塗り残しも起きやすいです。何度も確認をしながら塗ることを意識してやります。   また施工する機会がありましたら施工中の様子をご紹介したいと思います。   トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【お問い合わせフォーム】はコチラ!! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!    

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豆知識施工例

2020.04.01 更新

資格取得について|長野市 外壁・屋根塗装専門店トラスト

こんにちは、長野市の外壁塗装・屋根塗装専門店のトラスト増田です。 今回は、資格取得についてお話させていただきます。   皆さんご存知でしょうか? 塗装工事をするには、法律上無資格でも営業出来てしまいます。 新築とは違い、保証等の決まりもありません。   しかし、専門的な知識や技術が必要な職種でありますから、トラストでは、 ・一級塗装技能士 ・建築施工管理技士 ・外壁診断士 ・有機溶剤作業主任者 ・足場の組立て等作業主任者など、様々な資格をもった社員が在籍しております。 (※弊社ショールームに証明書の一部が展示してあります。)   私事で恐縮ではございますが、昨年の11月に2級建築施工管理技士を受験して合格し、 3月に合格証明書が届きました(^^)! 2級建築施工管理技士を保有していると、対象は様々ですが、建築現場で指揮を取れます。 また、社外の建築関係の方と打ち合わせをする際に、信頼度が高まります。   仕事をしながら試験勉強をするのは、簡単ではありませんでした。 この歳になると、テキストや問題集を読んだだけでは、なかなか頭に入ってきません! 過去の問題集を繰り返して、何とか頭に詰め込みました…(笑)   せっかく苦労して取得いたしましたので、資格の名に恥じぬよう努めて参りたいと思います。     ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!        

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活動日誌会社の様子豆知識

2020.03.31 更新

めずらしいステンレス製の屋根|長野市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

こんにちは、長野市の外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト 営業部の矢澤です。   今回は、屋根の現地調査・診断を行いました須坂市の現場にて   珍しい屋根材を発見しましたので、ご紹介させていただきます!   いつも通り梯子をかけて屋根に上ってみると、、、       なんとアンテナマストが腐食し、折れてしまっていました!   風に飛ばされて屋根から落ちてしまっては、大変危険ですので撤去させていただきました。   住んでいるお客様は、まったく気づかなかったとおしゃっておりました。   こんな事もございますので、やはり定期的な点検は行った方がいいですね。   さて、これからが本題です     コチラが今回ご紹介したかった表面に銅メッキがついているステンレス鋼板で葺いた屋根です。   見た目は、銅の緑青の質感ですが、一部剝がれたところを見るとステンレス製でした。   まるでキッチンシンクのようですね   ステンレス鋼板は、一般的なガルバリウム鋼板に比べて非常に錆びにくく、   耐用年数がかなり長いという特徴がございます。   しかし、加工が難しいことや材料の価格高いといった理由から普及はあまり高くありません。   弊社でもステンレス鋼板での葺き替え工事は、承っております。   ご興味、ご関心をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。   今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!   ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!  

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活動日誌豆知識

2020.02.21 更新

冬の雨漏れ?!|長野市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市・上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく湯本です!   寒さが身にしみる今日この頃です。 インフルエンザも大流行しておりますので、体調管理には気を付けましょう。   今回はすが漏れ現象についてお話していきます。   すが漏れってなに? 「すが」とは仙台や東北地方の方言で「氷」という意味です。 また北海道でも「すがもれ」は積雪による水漏れを指します。 つまり、氷や雪が屋根に積もり、そこから水漏れが起こる現象の事です。   普段どんなに強い雨が降っても雨漏りしない屋根でも冬にはすが漏れという雨漏れのような現象が軒天井等に見受けられます。 特に雪が降る地域に見受けられ、軒天井等ににシミができているのが見受けられます。たまに軒天からつららが下がっているお宅も見られます。   すが漏れ現象はどのようにして起こるか?   屋根に雪が降り積もります。 家の中は暖かく、外はとても寒くなっています。 家の中の暖かい空気によって、屋根の雪が融けだし、雪が融けた水は屋根先の冷たい箇所にきた時点で凍ります。 新たに融けた水は屋根先の氷に遮られ、行き場がなく屋根に溜まり、屋根の隙間の中に染みて軒天井に漏れる現象です。 すが漏れの図解☟ すが漏れ画像   すが漏れが起きるとどうなるの?   ★すが漏れ初期(軒天井にシミが見受けられます)   ★すが漏れ劣化進行状態(軒天井が剥がれているのが見受けられます)       軒先からの水漏れですので、初期段階ですと気が付かないことが多いです。 すが漏れが進行していくと上の写真のように軒天井劣化や木部腐食の原因にもなります。 写真のようにすが漏れは外から確認できますので、確認してみて下さい。 すが漏れかな?と思ったらプロの診断をおすすめいたします。   すが漏れの対策   すが漏れの対策としては、除雪・屋根の塗装、補修・屋根カバー工法やスノーネット・スノーストップの取付け等がございます。 状況により改修方法は変わりますので、適切な改修補法で改修いたしましょう。     トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県長野市・上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【お問い合わせフォーム】はコチラ!! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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活動日誌豆知識雨漏り

2020.02.21 更新

鉄筋コンクリートを考える ~第4話:RCの寿命とコンクリートの中性化・延命のためにも塗装のすすめ~ 長野市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

こんにちは、長野市の外壁塗装・屋根塗装専門店のトラスト施工部Sです。 好評を頂いております鉄筋コンクリートを考えるシリーズ ~第4話:RCの寿命とコンクリートの中性化・延命のためにも塗装のすすめ~ をお届けします。  これまで、コンクリート材料について確認をした後、2つのRC構造のシステムについて話をしました。また前回の第3話では、RC構造に生じたひび割れ“クラック”に注目しました。 今回はRC構造の経年変化について検討していきたいと思います。  Ⅰ.コンクリートのPH(ペーハー) PHの読み方は、独語読みと英語読みの「ピーエッチ」が混在していて、日本語では”水素イオン指数”と訳されます。現在ピーエッチと読むのが一般化しているようですが、SI単位ではないので今回は個人的に馴染みがある(ペーハー)で読みを統一したいと思います。 まずPH:水素イオン指数(ペーハー)は、水素イオンH+がどれだけ存在するかを示しています。 例えると普通の水道水1[l]の場合は、1[l]全部がH2Oであると仮定して、1[l]あたり1/(10^7)[mol](モル)個程度のH+と水酸化物イオンOH-がほとんど同じ数存在しています。ここに、酸性・アルカリ性とは、H+の個数に対応してOH-の個数が変化する性質のことなのです。 この時のH+の個数「1/(10^7)=10,000,000分の1」の乗数値がペーハーの数値を決定し、酸性・アルカリ性が評価されます。具体的には1≦PH<7:酸性、PH=7:中性、7<PH≦14:アルカリ性となります。 そしてこの普通の水道水のPH(ペーハー)は7、つまり中性となります。 参考資料【長野市上下水道局2019年度水質調査から抜粋・犀川上水系PH平均値:小市7.3/七二会7.4/高野7.7】 さて聞き覚えのフレーズとは思いますが、コンクリートはアルカリ性のため内部にある鉄筋を防錆しています。(第1話) 健全なコンクリートのペーハーは概ね12≦PH≦13と高く、強アルカリ性といえます。 この強アルカリ性の元をたどってみると、セメントの水和反応の進行によって水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が生成され、水素イオンH+より水酸化物イオンOH-の数が優勢となってゆくという事です。 水和反応はコンクリートがまだ固まらない、練り混ぜ・打ち込みから間もない数日間で一気に進行してコンクリートを硬化させます。 材齢4週間のころには十分な強度が発揮されるまでに硬化していて、その後も未反応のセメントに水分が供給され続ける限り、じわりじわりと極めてゆっくり水和反応は続いていきます。 これを時系列のペーハーで考えてみると、材齢0週から4週にかけて12程度まで右肩上がりで増加し、中性化さえ無ければ以降材齢は年単位で横ばいに推移しつつ13程度に落ち着くはずです。 ではコンクリートの中性化とは何なのでしょうか?  Ⅱ.コンクリートの中性化と問題 健全なコンクリートのPHは12~13程度です。中性化と言う単語を聞いたことがなくても、中和は聞いたことがあるのではないでしょうか。中性化とは化学反応の中和をイメージしてさしあたり問題ありません。つまり酸と塩基質が反応して塩(と水)を生成するあの化学反応です。 コンクリートの場合、セメントの水和反応によって水酸化カルシウム(塩基)が生成されます。そこへ大気中の二酸化炭素(酸)が出会ってしまうと、炭酸カルシウム(塩)と水に化けるといったシナリオになっていて、次のように表します。 Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O このように水和反応で蓄えた塩基質が酸に侵され塩・水と化すことでOH-は消滅してしまい、ペーハーが減少するのです。 大気中の二酸化炭素の他にも、自動車排ガスの亜硫酸類(SOx)や酸性雨といった中性化の要因が存在しています。 炭素や酸素のつもりで想像してみてください。 塩基質を反応させるCO2は、呼吸をする全ての生物が生産者です。とりわけ人類は、呼吸の他にも経済や文明といったエゴニズムのために莫大な二酸化炭素や亜硫酸類を生産しています。 事実、気象庁調査によるCO2濃度は、綾里・南鳥島・与那国島の3観測点で2000年の約370[ppm]から2019年現在の約415[ppm]まで毎年平均+2.3[ppm/年]の増加傾向にあります。 私たち人類が葉緑体を持つ植物のように二酸化炭素を還元できる体質へ進化すれば、状況は変わるかもしれませんがこの背景からわかるように、地球上において二酸化炭素からコンクリートを中性化させないことは現実的に容易ではありません。 以外かもしれませんが、中性化してしまってもコンクリートの圧縮強度が変化することはありません。 問題はコンクリートによる鉄筋(鋼材)の防錆効果が減少してしまうことです。 ※中性化の問題はコンクリートには現れません。従って第1話に登場した、現存する世界最古の(無筋)コンクリート構造であるローマのパンテオンではコンクリートの中性化に係る問題の検討は必要ありません。  Ⅲ.コンクリートの中性化とRCの寿命 RCはコンクリートを鉄筋(鋼材)で補強した構造です。 コンクリートの中性化や、何らかの悪条件が祟って鉄筋が錆びてしまうと、錆びは鉄筋を膨張させ、膨張した鉄筋は内部からコンクリートへひび割れを生じさせます。 このひび割れからコンクリート内部に酸性傾向の雨水が回り込み鉄筋をよけいに錆びさせる。するとさらにひび割れが開きより奥深くまで雨水が侵入し新たな鉄筋が錆びる… このように連鎖的な鉄筋の腐食が始まると、もう歯止めがききません。 こうなってしまうともうRCではありません。 コンクリートと錆びた鉄筋による芸術作品です。 ということは、RCの寿命は鉄筋が腐食しない期間と考えることができます。 それは鉄筋の防錆効果が継続している時間、つまりコンクリートの中性化深さがRC内部の鉄筋まで到達しないまでの時間です。 RC躯体面から鉄筋までの最短距離(その間のコンクリートの厚さ)を”鉄筋の被り厚さ”と呼び、50mm以上と規定されています。 つまりRCの寿命は最短の場合、コンクリートの中性化深さが50mmに達するまでといえます。 そして前回第3話に登場したクラックも、RCの局所的な寿命を左右する要因の一つであることがわかると思います。  Ⅳ.RCの塗装のすすめ  コンクリートの中性化は防ぎようのない化学現象です。 しかしながらRCの大気暴露面をカバーすることで、コンクリート中性化の進行スピードを弱めることは出来るはずです。 ここで閃いた方も多いと思います。 大気暴露面をカバーするのは”塗膜”です。 塗料の役目は美観だけではありません。建材の保護も担っています。 では、実際のRCラーメン建築物における外壁塗装工事作業工程の一部を紹介していきます。 高圧洗浄ので苔や旧塗膜のチョーキングを洗い流した後、次のような下地調整や補修を行います。 [caption id="attachment_15554" align="alignnone" width="300"] クラック補修[/caption] [caption id="attachment_15552" align="alignnone" width="300"] 弱体部をはつり補修[/caption] 補修などの工程を終えると、いよいよ塗りの工程になります。 上塗り2回目   [caption id="attachment_15548" align="alignnone" width="300"] 上塗り1回目(下塗り済み)[/caption] 下塗り→上塗り①→上塗り② の3工程によって、下塗り1層・塗膜2層の計3層が形成されます。 RCの大気暴露面がこれら3層に包まれることで、大気中のCO2、NOx、酸性傾向の雨水などのコンクリート中性化因子との直接的な接触を防ぎます。 これによってコンクリート中性化の進行スピードを遅らせ、つまりはRCの延命につながります。  Ⅴ.まとめ コンクリートの中性化とは、健全なコンクリートのペーハーが12~13の強アルカリ性のところ、大気中のCO2などと化学反応を起こしてしまい、ペーハーを減少させる事象であり、RC経年変化の前提としてコンクリートは中性化するものである。 そしてRCの塗装工事は、建築物の美観のみならずコンクリートの中性化の進行を遅らせる保護機能面からも非常に重要といえる。 鉄筋コンクリートは剛健のようで繊細ですね。 鉄筋コンクリートを考える ~第4話:RCの寿命とコンクリートの中性化・延命のためにも塗装のすすめ~ をお届けしました。 ■□次回予告■□ 鉄筋コンクリートを考える ~第5話:ウチは木造なんだけど…あまりに身近なRC~  乞うご期待!   ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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豆知識外壁塗装トラストのこだわり

2020.02.15 更新

サッシ廻りの外壁の劣化に注意 修繕方法と費用について|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく湯本です!   暖冬が続いておりますが、ここ最近は例年通り雪が降り寒さが厳しいです。 今回は住宅のサッシ周りの劣化と、修繕方法&費用についてもお話いたします。   サッシ廻りの劣化症状 先日現地調査にお伺いした住宅のサッシ廻りの写真です。 こちらのサッシの下には結露水の伝わりが見受けられました。   写真だとわかりにくいですが、伝わった結露水が外壁に伝わっり凍っています。 室内側のサッシに結露が発生し、その水滴が劣化したパッキンの隙間やコーキングの劣化部から入り、外壁に伝わっています。   サッシの外回りからだけでなく、内部から結露水が入り外壁を傷める原因となります。   サッシ廻りの格子の下なども外壁を傷めてしまう原因が潜んでおります。こちらはサッシから外壁に伝わって痛めてしまっている劣化写真です。   また、サッシではないですが、こんな壁の取り合いも水が伝わり、外壁を傷めることもあります。   修繕方法と費用 コーキング補修 窓周りやサッシ端部へのコーキング補修 1箇所5,000円~ 施工費込み ※2階など高所の場合足場代が別途必要になる事があります。   伝い水防止器具 サッシ下に水切りがついていない場合は、サッシ下につける後付けタイプの「伝い水防止器具」を付けることで解決する場合もございます。 後付け水切り 伝い水防止器具   小サイズ 1,000円/1箇所 施工費込み ロングタイプ 8,000円~/1箇所 施工費込み ※高所の場合別途足場代等必要になります。 ⇒施工事例はコチラ   さいごに 外壁塗装時でしたら、外壁と同じ色で塗装することもできますのであまり目立たないかもしれません。 以上のことから大切なお住まいを守るには美観も大切ですが、雨水や結露水などから守るために防水機能など機能性もとても大切です。 また、見た目がきれいになっても劣化させる原因を解決しないと、また同じように劣化してしまう為、原因の特定も大切です。 美観と機能性を保つ為に、プロの目によるお住まいの診断、メンテナンスをおすすめいたします。 トラストは長野市稲葉・篠ノ井・上田市にショールームがあります。お困りの事ございましたらお近くのショールームへご相談ください。     トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ★トラストは長野市、上田市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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豆知識外壁塗装劣化症状の種類・事例

2020.02.10 更新

木部の塗装 シッケンズのご紹介|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです! 今回のブログを執筆させていただく若杉です!   今回は木部を着色する塗料「浸透性木部保護着色剤」のご紹介をします。 スタンダードなものでは キシラデコール ガードラックアクア、Pro   我々塗装屋もよく使用しますし、DIY好きの方なら見たことがあるかもしれません。 今回ご紹介するのは 「シッケンズ」の木部保護塗料です。 オランダの塗料メーカーで開発された木部用塗料です。 お客様の希望と、塗料問屋からのススメで弊社でも度々使用させてもらってます。 シッケンズの特徴は、木部に浸透しながら強固な膜を形成します。 このため対候性も非常に高いです。   塗ってみるとよくわかりますが、高級感・透明感のある仕上がりで且つ木目も生かされます。 実際にシッケンズを使って塗装した事例を紹介します。 玄関ドア① ⇓⇓⇓   玄関ドア② ⇓⇓⇓     木柱   ⇓⇓⇓    どうでしょうか? 対候性が高く、仕上がりも美しい… 「じゃあ最高の塗料じゃん!」 と思われるかもしれませんがデメリットもいくつかあるかもしれません。 考えうるものとして ①均一な仕上がりが難しい 浸透しながら膜を形成するためか、下地の状態によって浸透する塗料の量が全く違い調整が難しい。 専用の下塗り材があるが浸透性のためこれまた調整が難しい。 よって箇所により仕上がりにムラが出やすい。(特にリフォームの場合)   ②膜の剥がれの危険性を伴う シッケンズに限らず、膜を形成する塗料は剥がれの危険は必ずあります。 木部の伸縮・呼吸に追従出来ない場合がある。   まとめると… どんな塗料でもメリット・デメリットはあります。 お客様のご要望と、専門家のアドバイスを上手くミックスして、最適な塗替えを提供できれば幸いです。     トラストでは長野市、上田市で気軽に相談ができる ★《外壁・屋根塗装ショールーム》を3店舗OPEN中です★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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豆知識木部

2020.02.08 更新

鉄筋コンクリートを考える ~第3話:壁面のクラックと鉄筋の降伏・エポキシ樹脂圧入~ 長野市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

こんにちは、長野市の外壁塗装・屋根塗装専門店のトラスト施工部Sです。 好評を頂いた鉄筋コンクリートを考えるシリーズ ~第3話:壁面のクラックと鉄筋の降伏・エポキシ樹脂圧入~ をお届けします。  これまで、コンクリート材料について確認したのち2つのRC構造のシステムについて話をしました。 今回はRC構造に生じたひび割れ“クラック”について考えてみたいと思います。  0.これまでのまとめ 第1話では、コンクリートの引っ張り強度は圧縮強度の大きさに対して1割あるか否かという程度しか存在しないことを取り上げました。 そこで鉄筋コンクリート構造(RC)では、コンクリートの引張り強度をゼロとして無視し、代わりに鉄筋(鋼材)が引張り強度を補っています。 これについて第2話では、RCの基本的な2つの構造と強度に関するつくりについて触れました。 大前提としてコンクリートは圧縮強度のみを評価し、鉄筋(鋼材)は主に引っ張り強度を評価して、RCは設計されています。  Ⅰ.ひび割れ(クラック)の発生 クラックの発生にはいくつかのパターンがあります。なかでも代表的な3つを紹介します。 1つ目はコンクリートの硬化する時や打ち継ぎ時に生じてしまうものです。特にコンクリートの打ち継ぎ不良によるクラックは“コールドジョイント”とよばれ、コンクリート工事やり直しの対象となります。そのため私たちの目にする事ができる建築物完成後の姿に現れていることはあり得ません。したがって詳しく追及はしません。 2つ目はコンクリート内部の化学反応によって生じるクラックです。コンクリート内部の鉄筋が腐食などによって膨張しクラックが生じてしまいます。これに関連したテーマについて次回第4話で取り上げたいとおもいます。 3つ目は建築物に物理的な力(外力)が働いてRC躯体に生じるクラックです。ではRCはどのような力によってひび割れが生じてしまうのでしょうか。 それは一言でいうと、引張り荷重 です。 しかしながらこの引張り荷重について考えると、実際のRC造の建築物においては、直接的に引っ張る力(外力)を受ける様な場合はまれです。 というのは多くの場合、建築物の自重や積載物の鉛直荷重・風圧力や地震力といった水平荷重などの外力(建築物が受ける力)によって、建築物の躯体には軸方向力・せん断力・曲げモーメントと呼ばれる反力(抵抗する力)が生じ、それら反力が躯体部材断面内で最終的に変化して圧縮荷重と引張り荷重として作用するのです。 これをまともにシュミレーションするのは大変なので、 ひび割れ(クラック)の方向と直行する方向に引張り荷重あり と考えましょう。 さて、これまでのRCの話を振り返ってみると、 鉄筋(鋼材)は主に引張り コンクリートは圧縮だけ でしたね。 この時、ひび割れ(クラック)によりコンクリートの連続性(一体化した状態)が無くなっているので、RC躯体のひび割れ(クラック)部分の引張り耐力は、完全に鉄筋へ一任されています。ここに、RCにおける鉄筋とコンクリートの耐力の役割分担(主に引張りと圧縮のみ)が見受けられます。 ではこの時、ひび割れ(クラック)部の鉄筋はどの様な状態なのでしょうか。  Ⅱ.鉄筋の弾性限度と降伏 [caption id="attachment_15092" align="aligncenter" width="637"] 鉄筋(鋼材)の応力度-ひずみ度関係グラフ[/caption] 鉄筋(鋼材)はコンクリートと比べるととてもしなやかに変形する事ができます。これを「(鋼材は)弾性に富む」といいますが、鋼材の弾性にも限界があり弾性限度といいます。第2話でも少し触れましたが、弾性域内では荷重と変形が比例関係にありフックの法則が成り立ちます。これを“ばね”に例えるとえると、荷重が働かなくなると伸び縮み(変形)は無くなり元の長さに戻ります。 一方、たとえ一度でも弾性域を過ぎてしまうと荷重が働かなくなっても変形が残ったままになってしまいます。これを「(鋼材が)降伏した」といい、このような降伏後の性質を弾性の対義語として塑性といいます。 どんなによく伸びる“ばね”でも、引っ張りすぎると伸びてしまいますし(塑性化)、それでもまだ足らんと更に引っ張ろうものなら、ばねは切れてしまいます(破断)。 このように鉄筋(鋼材)の状態を考える時、“鉄筋が降伏したか否か”が重要な要素となるわけです。 そして、ひび割れ(クラック)部の鉄筋の状態はというと・・・・・まず降伏していることはありません。なぜかと言うと、RCは大抵の場合の力(長期荷重)に対して鉄筋が降伏しないように弾性域内で設計しているからです。従ってクラックを顕微鏡レベルでモニターしてみると、載荷の状態によってひび割れ幅が変動する様子が観察出来るはずです。 では外力によって生じるRCのひび割れ(クラック)部分について、当該鉄筋はまず降伏していないとした上で、RCのひび割れは何が問題なのでしょうか?  Ⅲ.クラックの問題点 ~ 雨仕舞 ~ RCのひび割れ(クラック)一番の問題点は、ずばり、“雨仕舞”にあります。この言葉、雨仕舞(あまじまい)は建築業界外では聞きなれないものと思います。これは主に、雨水の侵入に対して抵抗する性能や仕組みの総称です。 RCはコンクリートによって一体化された構造ですが、局所的にひび割れが生じてしまうと、当該箇所は局所的に完全な一体性は失われてしまいます。これにより水密性と気密性を悪化させてしまう事が考えられます。 一概には言い切れませんが、今回のように弾性域内の想定では、気密性を著しく低下させるほどまでの大きなひび割れ幅が生じることは考え難いです。 しかし水密性は厄介です。もちろんひび割れ幅が大きいほど気体も液体もより多く侵入してしまうのですが、液体にはある性質が存在します。 毛細管現象です。表面張力によって引き起こされるこの現象のために、水密性に関してはむしろ微細なひび割れ幅ほど注意が必要です。 ひび割れ幅の大きさにもよるのですが、一目でわかるような大きなひび割れの場合は内外の圧力差で液体が運搬されているのに対して、微細なひび割れの場合は内外の圧力差による運搬に加えて、表面張力による毛細管現象でも液体が運搬されてしまいます。 壁面に現れたひび割れは目視によって確認できても、そのRC内部ではひび割れがどのように廻らされているかはわかりません。しかしひび割れが内部の埋設された鉄筋(鋼材)と干渉することは想像できます。 この壁面のクラックが雨水に打たれると、ひび割れ伝いに雨水や湿気が内部へ侵入して鉄筋が水分にさらされてしまいます。するとコンクリートによる鉄筋の防錆効果(第1話参照)が薄れてしまい最悪の場合、錆が生じることで鉄筋が膨張し、ひび割れを更に増大させてしまうことがあります。(第Ⅰ章の2つ目のクラック発生を誘発) (余談になりますが)2003年の法改正によって24時間換気設備の設置が義務化された今日、例えば第3種換気設備(自然吸気+強制排気=屋内負圧)が設置されている場合、水密性と気密性へ影響を与えるほどの負圧が生じているとは考え難いにせよ、そもそも一体化構造のため十分に気密性の高いRC造に生じたひび割れ部は、負圧による吸い上げ効果によってよりシビアな状況にさらされてしまいます。(従って第3種換気設備の場合は自然吸気口の目詰まりが致命的なので定期的な掃除と点検が必要不可欠です)  Ⅳ.RCに於けるクラック補修の意義 トラストではRCの外壁塗装工程前に念入りにクラック補修を行います。 [caption id="attachment_13645" align="alignnone" width="300"] エポキシ樹脂圧入[/caption] ひび割れを可能な限り内部の奥深くまでしっかりと塞ぐため、画像のように水を与えながら専用の器具を使ってを圧力挿入することで、RCのひび割れ(クラック)内部まで特殊な樹脂を充填させます。なぜ水を?と思ったことでしょう。それはこの樹脂が(セメントの水和反応のように)水分に反応して硬化するためです。また水に濡れる事で見逃しがちなひび割れ部の視認性を高める効果もあります。 このようにRCひび割れ部を、ひび割れが生じる前の気密・水密状態へ徹底して近づける事こそ、RCに於けるクラック補修の意義といえます。 まとめ 鉄筋が降伏しない程度の引張り荷重によって壁面に現れたRCのひび割れ(クラック)は、主に雨仕舞を悪化させることがわかりました。 そして専用の器具を用いて樹脂をひび割れ部へ充填させ、雨仕舞を回復させる補修の意義を確認しました。 鉄筋コンクリートはやはり奥が深いですね。 鉄筋コンクリートを考える ~第3話:壁面のクラックと鉄筋の降伏・エポキシ樹脂圧入~ をお届けしました。 ■□次回予告■□ 鉄筋コンクリートを考える ~第4話:RCの寿命とコンクリートの中性化~  乞うご期待!   ★トラストは長野市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)   【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ!   【お問い合わせフォーム】はコチラ!!   【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!        

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2020.01.14 更新

外壁塗装における研磨(ケレン)について|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト

長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは! 地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店トラストです!   今回は塗装の工程の一つ、研磨(ケレン)についてお話します。   みなさん、ケレンの必要性ってご存じでしょうか?   ケレンの作業内容を簡単に説明すると、、、   やすりや電動工具を使い、塗装面に傷をつけるのです。   これだけ聞くと「壊れちゃうんじゃないの?」「元に戻らなかったらどうするんだ」と思われるかもしれません。 ですが、それでいいのです!   そもそも深く傷をつけるのが目的ではありませんし、壊す程のこともしません! ケレンは、塗装面と塗料との密着を高めるために行う工程で、主に鉄部の塗装の場合に行います。 例えば、ケレンをしないで塗装をした場合、塗りたては綺麗に見えるかもしれませんが、塗料の持ちや近くから見ると塗ったところがサバサバした状態になってしまいます。 これでは機能性や美観が欠けています。 よってケレンは、あえて軽度の傷をつけることによって仕上がりがよくなるので機能性や美観に大きく関わっていることになります。 塗装後もケレンでついた傷は隠れるため、見た目的にも問題はありません。   良い塗料を使うのは良いことですが、それよりもまず下地処理をしっかり行うことが大事です。 塗装後は本当にケレンしたのか、素人目ではわかりにくいですが、 トラストでは施工管理の検査によってしっかりと各工程でチェックが行われています。 工程ごとに写真も撮ってますのでご安心ください。 10年、20年先も安心して住めるよう責任をもって工事をしていますので、安心して任せていただけたら嬉しいです。       トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。 長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ★トラストは長野市、上田市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★  外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ! 優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^) 【外壁・屋根塗装専門店トラスト】についてはコチラ! 【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。 【よくあるご質問】はコチラ!!

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