層間剥離について
2025.08.01 (Fri) 更新
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
今回は、スレート屋根に起こる「層間剥離(そうかんはくり)」という現象についてお話しします。
屋根のメンテナンスを検討されている方の中には、「スレートの一部がミルフィーユのように剥がれている…」
と感じたことがある方もいるかもしれません。
それ、もしかすると層間剥離かもしれません。
層間剥離とは?
スレート屋根は、セメントと木や紙などの繊維材料を圧縮して作られた板状の屋根材です。
もともと薄く重ねられた構造になっており、強い圧力で固めることで耐久性を確保しています。
しかし、長年の風雨や紫外線の影響、または劣化が進行すると、層と層の間が剥がれてくることがあります。これが「層間剥離」です。
なぜ層間剥離が起きるのか?
主な原因は以下の通りです。
・経年劣化:築15年以上経過している屋根に多く見られます。
・凍害:寒冷地で水分が凍結・膨張し、スレートの内部から層を押し広げる。
・塗装の遅れ:防水性能が切れて水を吸い込みやすくなる。
・施工不良や製品不良:まれに初期段階での不良が原因になることも。
一度剥離が起きると、元に戻すことは難しく、徐々に広がっていきます。
良くいただく質問で、層間剥離があると塗装できない?というものがあります。
結論から言うと、状態によっては塗装できません。
塗装は「下地が健全であること」が前提です。層が剥がれているスレートは塗料が密着せず、塗ってもすぐに剥がれたり、ムラになったりします。
そのため、層間剥離がひどい場合は、以下のような対応が必要です。
・屋根カバー工法(Zワイドルーフ)
・屋根葺き替え工事
・部分的な交換+補修
ただ、これをどうやって見分けるかはとても難しいため、プロの目で判断してもらうしかありません。
ご自身で確認するのは難しいですが、以下の症状がある場合は要注意です。
屋根材の角や端がボロボロしている
表面がめくれたり、反っている などです。
まとめ
スレート屋根の「層間剥離」は、見た目では気づきにくい劣化の一つです。
気づかずに塗装をしてしまうと、仕上がりが悪くなるだけでなく、塗装そのものが無駄になってしまう可能性もあります。
適切なメンテナンス方法を選ぶためにも、まずはプロによる点検を受けて、屋根の状態を正しく把握しましょう。
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