クリアー塗装で木部を美しく長持ちさせる方法
木部は住まいの中でも美観と劣化防止のバランスが難しい場所のひとつです。木の風合いを活かしながら、しっかりと防水性を確保する方法として有効なのが「クリアー塗装」。
この記事では、実際の施工事例とともに、木部クリアー塗装の特徴や注意点、長持ちさせるコツをご紹介します。
長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは!
目次
木部塗装の種類とクリアー塗装のメリット
木部の塗装には大きく分けて2つの仕上げ方法があります。
木材保護塗料(オイルステイン仕上げ):木に浸透し、木目を活かしながら防腐・防虫性能を持たせるが、ツヤや膜感は少なめ。剥離が必要ない分、メンテナンスは楽。
クリアー塗装:透明の塗膜で木目をそのまま見せつつ、強力に防水。ツヤ感があり、見た目も美しい。
特に最近では、外部用でも耐候性の高いクリアー塗料が登場しており、木目を残したまましっかりと保護したい方におすすめです。
当社おすすめ「ファインウレタンU100」の実力
弊社トラストがおすすめしているのが、日本ペイントのファインウレタンU100(2液型ポリウレタン樹脂)です。
外部用のため高い耐候性を持つ
塗膜が硬く、しっかり木部を保護
臭いは強め(施工時は注意が必要)
実際に4年前にこの塗料でクリアー塗装を行った軽井沢町のお宅に点検で伺いました。
現地で写真を撮影しましたが……施工直後とほとんど変わらない美しさでした!
→ 施工直後
→ 現在の様子
実はメーカー推奨以上に塗ってます…!
こちらのお宅では、クリアー塗装を4〜5回上塗りしています(メーカー指定は2回)。
少し裏技的なやり方ですが、このようにしっかりと塗膜を重ねることで、耐久性を飛躍的に高めることができます。
とはいえ、通常のメンテナンス目安は5年程度。それを過ぎると、表面に小さな劣化が現れてきますので、定期的な塗り替えがおすすめです。
注意!内部用のクリアー塗料はNG
ホームセンターなどで手に入る「内部用クリアー塗料」は、紫外線や雨風への耐性が低く、1〜2年で大きく劣化してしまうことがあります。
外部に使用する場合は、必ず“外部用”と記載のある製品を選びましょう。また、信頼できる業者に相談するのも重要です。
剥がれた木部は復旧が大変…その手順とは
クリアー塗装のデメリットの一つは、剥がれやシミが出ると補修に手間がかかること。
下記のような工程が必要になることがあります:
塗膜の剥離
アク洗い(薬品処理)
着色(オイルステイン)
再クリアー塗装
【塗膜の剥離中】
とくに①の剥離は、薬品と道具を使い、何度も繰り返す必要があり、非常に時間と労力がかかります。
オイルステイン仕上げという選択肢も
「見た目よりメンテナンス性を重視したい」という方には、木材保護塗料(オイルステイン)による仕上げもおすすめです。
こちらは塗膜ができず、浸透タイプなので剥離の必要がなく再塗装も簡単です。
【オイルステイン仕上げ例】
ただし、ツヤ感はあまり出ず、雨ざらしの部分では比較的早く退色する場合もあるため、美観重視ならやはりクリアー仕上げがおすすめです。
長持ちのコツは“早めのメンテナンス”
クリアー塗装をした木部は、まだ劣化が軽微なうちなら、剥離せずそのまま重ね塗りが可能です。つまり、早めに対処することで費用も大幅に抑えられます。
木部は非常に繊細で、職人の技術差が出やすい箇所です。信頼できる施工店に相談することで、仕上がりも耐久性も大きく違ってきます。
木部の塗装もトラストにお任せください!
木部は家の印象を決める大切なポイント。美しく保つには、専門知識と経験が不可欠です。
「木目を残してきれいにしたい」「メンテナンスをラクにしたい」など、目的に合わせて最適な塗装方法をご提案いたします。
木部の塗装やメンテナンスをお考えの方は、外壁塗装・屋根塗装専門店のトラストまでぜひお気軽にご相談ください。
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。
これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。
★トラストは長野市、上田市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★
外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ!
優良店・口コミ評判店目指して頑張ります(^^)
【よくある塗装に関するご質問】はこちらにまとめさせていただきました。
ブログ執筆者

株式会社トラスト 代表取締役社長
濱口 祐樹
所有資格:
- 外壁診断士
- 2級ファイナンシャルプランナー