モルタル壁のルーツとは?日本の外壁の歴史をたどる

モルタル壁は、日本の土壁や漆喰文化、左官技術の発展を経て普及した外壁材です。
今回のブログでは、現在でも多くの住宅で採用されている「モルタル壁」がどのように誕生し、日本に広まっていったのか、その歴史をご紹介します。
現在でも住宅で採用されているモルタル壁ですが、その背景を知ると、住まいづくりの歴史の面白さを感じていただけると思います。
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
目次
モルタル壁のルーツは「土壁」だった

日本では古くから、土・藁・砂などを水で練り合わせた「土壁」が住宅の壁として使われてきました。
土壁は調湿性に優れ、日本の高温多湿な気候に適した壁材です。また、防火性もあり、傷んだ部分だけを補修しやすいという特徴があります。
現在でも古民家や伝統建築で見ることができ、その自然な風合いや機能性が見直され、再び注目されることもあります。
漆喰が仕上げ材として普及

土壁の仕上げや補修に使われてきたのが「漆喰」です。
漆喰は空気中の二酸化炭素と反応して硬化する性質があり、耐久性や防火性に優れています。また、調湿性も高く、美しい白い仕上がりになることから、土蔵や城などにも数多く採用されました。
江戸時代には左官技術が大きく発展し、漆喰仕上げの建物が全国に広まっていきます。
明治時代にセメントが普及し始める

明治時代になると、日本は急速に近代化が進み、西洋建築が数多く建てられるようになりました。
この頃から国産セメントの製造が始まり、建築材料として本格的に利用されるようになります。
当時のセメントは非常に高価だったため、官公庁の建物や銀行、鉄道施設、裕福な家庭など、限られた建築物にしか使用できませんでした。
そのため、西洋建築そのものが豊かさの象徴でもありました。
また、木造住宅が多かった当時の日本では火災が頻繁に発生していたことから、不燃性に優れたセメント系材料への期待も高まっていきました。
左官技術の進化とモルタルの誕生
西洋建築の普及に合わせて、左官職人の技術もさらに発展します。
モルタルやコンクリート、石膏など、新しい材料を使って西洋風の装飾や外壁を仕上げる技術が求められ、高度な施工技術が確立されていきました。
現在のモルタル外壁の基礎となる技術も、この頃に大きく発展したと言われています。
関東大震災をきっかけにモルタル壁が普及

大正時代になると、1923年の関東大震災を契機として、防火性能の高い建物づくりが重視されるようになります。
木造住宅の外壁にもモルタルが採用され始め、都市部を中心に急速に普及しました。
さらに第二次世界大戦後の復興期には、防火性・施工性・コストのバランスに優れたモルタル外壁が全国へ広がり、多くの住宅で採用されるようになります。
その後、建築基準や施工方法も整備され、日本を代表する外壁材の一つとなりました。
現在でも根強い人気のモルタル壁

現在ではサイディング外壁が主流になっていますが、モルタル壁は今でも多くの住宅で採用されています
デザインの自由度が高く、継ぎ目のない美しい仕上がりになることから、注文住宅などでも人気があります。
一方で、ひび割れが発生しやすいという特徴もあるため、定期的な点検や塗装メンテナンスが長持ちのポイントになります。
まとめ
モルタル壁は突然生まれたものではなく、日本の土壁や漆喰文化、左官技術、そして近代建築の発展が積み重なって誕生した外壁材です。
今では当たり前のように見かけるモルタル壁ですが、その歴史を知ると、日本の住まいづくりが時代とともに進化してきたことがよく分かります。
モルタル壁は耐久性に優れた外壁ですが、美しさや性能を維持するためには定期的な点検や塗装メンテナンスが欠かせません。
ご自宅のモルタル外壁が気になる方は、お気軽にトラストまでご相談ください。
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
長野県北信・東信地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。
これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。
★トラストは長野市、上田市、佐久市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★
外壁塗装・屋根塗装・雨樋・雨漏り・サイディングなどでお困りの方はお気軽にどうぞ!
ブログ執筆者

株式会社トラスト 東信エリア統括店長営業部部長
湯本 壮一
所有資格:
- 外壁診断士


























