「瓦屋根だから大丈夫」と思っていませんか?見えない不具合にご注意を!
暖かくなり、塗装や補修のお見積もり依頼も徐々に増えてきました。
いつもお問い合わせいただきありがとうございます。
今回は、「瓦屋根はメンテナンス不要」と思っている方にぜひ知っていただきたい内容です。
実際の現地調査でよく耳にするのが、
「うちは瓦だから屋根は大丈夫です」というお声。
確かに、瓦そのものはとても丈夫な素材で、基本的にはメンテナンスフリーに近いと言われています。
先日お話しした瓦業者の方によると、「現在の施工方法なら不具合がなければ60年程度もつ」とのことでした。
ですが…本当にそれだけで安心していいのでしょうか?
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
目次
瓦屋根でも不具合は起きています
瓦本体が丈夫でも、屋根の構造や部材の劣化が原因でトラブルが起きるケースは少なくありません。
ここでは、実際に現場で確認された不具合をいくつかご紹介します。
谷樋(たにとい)の腐食
屋根の谷部分に設置されている谷樋。
この部材がスチール製の場合、経年劣化によって腐食が進行することがあります。
放置すると雨漏りの原因になるため、塗装によるメンテナンスをおすすめします。
瓦の割れ
地上からは見えづらいですが、屋根に上って初めて分かるケースが非常に多いです。
割れたまま放置すると、雨が侵入して下地を傷めるリスクが高くなります。
棟板金の退色・劣化
瓦屋根にも棟板金(むねばんきん)が使用されていることがあります。
こちらもスチール製のため、色あせや腐食が進みやすく、定期的な塗装が必要です。
板金部材の腐食
屋根の水が切れる部分に使われる板金材も、雨樋に隠れて見えない部分が腐食していることがあります。
こちらも早期の塗装で防げる劣化です。手遅れになる前の対処が重要です。
瓦のずれとルーフィングの露出
強風や地震などで瓦がずれることがあります。
瓦の下のルーフィング(防水シート)が直接雨にさらされる状態になっていたケースもありました。
幸い雨量が少ない場所だったため雨漏りには至っていませんでしたが、リスクは高まります。
三日月漆喰の劣化
棟部分を支える漆喰の劣化も要注意です。
見た目にはわかりづらいですが、放っておくと棟の固定力が弱まり、瓦全体のズレや崩れの原因になります。
点検は屋根の上までしっかり行います
私たちトラストでは、現地調査の際に屋根の上まで確認を行うようにしています。
瓦屋根は見た目に問題がなくても、屋根材のズレや板金の腐食など、見えない部分に劣化が潜んでいることがあるからです。
調査結果をもとに、必要であれば補修工事も含めたお見積もりをご提案いたします。
まとめ:瓦屋根も“点検してこそ安心”です
「瓦屋根だから大丈夫」と思っている方こそ、一度屋根の点検をおすすめします。
早めの補修・塗装で、大きな修理や雨漏りを防ぎ、長く安心して暮らせるお住まいを維持しましょう。
ブログ執筆者

株式会社トラスト 専務取締役 工場法人課
船田 隆行
所有資格:
- 2級建築施工管理技士
- 一般建築物石綿含有建材調査者
- 石綿作業主任者